新庄監督の粋なはからいで…引退表明の木村文紀「4番」で先発出場 第2打席二塁打で有終の美、最後は涙
現役引退を表明している日本ハム・木村文紀外野手が、古巣・西武の本拠地で最後の勇姿を披露した。新庄監督のはからいで「4番」でスタメン出場。見せ場は4回の第2打席で訪れた。渡辺の147キロを集大成のフルスイングで捉えると、打球は左翼線を転々。二塁へ滑り込んだ木村に、双方のファンから万雷の拍手が降り注いだ。
木村は直後、左翼の守備についた後に交代を告げられた。三塁側のベンチ前では旧知の西武ナインと1人1人握手を交わす。一塁ベンチ前で出迎えた新庄監督から抱き締められると、こらえ切れず涙があふれ出た。
18日の引退会見では、「最後まで一生懸命、全力でプレーしている姿を見せたい」と語った。言葉どおりのプレーで、17年の現役生活を締めくくった。
(中日スポーツ)
【日本ハム】木村文紀が引退会見「満足できる野球人生だった」西武、日本ハムで１７年間プレー
日本ハム・木村文紀外野手（３５）が１８日、今季限りでの現役引退を表明し、１軍本拠地・エスコンフィールドで会見を行った。「１７年間もプロ野球生活を送ると想像できなかった。満足できた野球人生だった」と感慨を口にした。
埼玉栄高から０６年高校生ドラフト１巡目で投手として西武に入団。１１年７月にプロ初勝利を挙げた一方で高校通算３３本塁打のパンチ力なども評価が高く、１２年途中に外野手へ転向。西武では１８、１９年にリーグ連覇も貢献し、１４、１９年には２ケタ本塁打もマークした。２１年８月に日本ハムへトレード加入。１７年目の今季はここまで１軍出場機会がなく、イースタン・リーグ４８試合で打率２割５分、６本塁打、２０打点を記録していた。印象に残る試合は「投手で初勝利を挙げた試合。初めてサヨナラ本塁打を打った試合。去年、静岡で決勝３ランを打った試合。３つが記憶に残っている」と振り返った。
通算成績は打者として７１０試合に出場して打率２割１分３厘、４２本塁打、１５４打点。投手では４１試合に登板して１勝４敗、防御率５・６０。２０日の古巣・西武戦（ベルーナドーム）が現役最後の試合となる。２日後のラストゲームに向け「両球団には感謝しかない。最後まで全力で戦う」と誓った。
◇木村 文紀（きむら・ふみかず）１９８８年９月１３日、東京・大田区生まれ。３５歳。埼玉栄高では２年からエースも甲子園出場なし。０６年高校生ドラフト１巡目で西武入団。１１年には中継ぎでプロ初勝利を挙げるも、高校通算３３本塁打の打撃力を生かすため１２年９月に野手転向。右投右打。１８３センチ、８６キロ。
(スポーツ報知)
「登場曲流れた瞬間涙ポロリ」「両チームファンの温かさに泣ける」日本ハム木村文紀が現役最終戦で4番スタメン 第1打席凡退も西武の中村剛也ら拍手
今季限りの引退を表明している日本ハムの木村文紀外野手（35）が、古巣・西武戦で4番右翼でスタメン出場した。
【動画はこちら】第1打席ライトフライも中村剛也は拍手でたたえる
初回2死1塁で迎えた第1打席は、6球目変化球をとらえ、フェンス際まで運んだがライトフライに終わった。西武ベンチの中村剛也らも拍手でたたえた。
この様子を「DAZN Japan」がX（旧ツイッター）で公開した。「キムさん、17年間ありがとう。古巣・西武戦の引退試合で4番起用 木村文紀の第一打席はライトフライ」と題して紹介すると、SNS上では「両チームファンの温かさに泣ける」「最後の西武戦 楽しんでください」「有終の美を期待しています」「登場曲流れた瞬間涙ポロリ」「やっぱ寂しいよ」などのコメントが寄せられた。
(西スポ)
2023年9月20日
埼玉西武ライオンズvs北海道日本ハムファイターズ
最終25回戦 ベルーナドーム
ライオンズ スターティングメンバー
先発 渡邉 勇太朗
1（左） ペイトン
2（遊） 源田 壮亮
3（一） マキノン
4（指） 栗山 巧
5（三） 佐藤 龍世
6（中） 愛斗
7（右） 蛭間 拓哉
8（捕） 柘植 世那
9（二） 児玉 亮涼
監督 松井 稼頭央
ファイターズ スターティングメンバー
先発 上原 健太
1（中） 万波 中正
2（二） 細川 凌平
3（三） 清宮 幸太郎
4（右） 木村 文紀
5（指） マルティネス
6（一） 野村 佑希
7（左） 松本 剛
8（捕） 郡司 裕也
9（遊） 奈良間 大己
監督 新庄 剛志
#seibulions #西武ライオンズ #埼玉西武ライオンズ
#lovefighters #北海道日本ハムファイターズ
コメント
日ハムベンチにボールを渡すように全員で指さしてる西武ベンチ最高やね
かっこいいですね。
2019年木村の規定打席は、惜しかった。
泣けるな