南陽工業vs下関国際【高校野球春季山口大会2025決勝戦フル】球数制限の時代、こういう野球が勝つ？削るだけ削って、狙い撃ち。蛇のような南陽工の仕留め方に注目！※得点シーンを観るだけの人、絶対損します
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2025年春の山口県高校野球大会は30日に決勝を迎え、南陽工が下関国際を4対1で破って優勝。
5月31日から岡山で始まる中国大会への切符を手にしました。
試合は0対0のまま緊張感のある展開が続きましたが、6回、ついに南陽工が均衡を破って一気に4点を先制。そのまま流れを渡さず、9回に1点を返されるも逃げ切り勝ち。
2024年夏の決勝とまったく同じ顔合わせとなったこの一戦、結果も同じく南陽工が再び勝利を収める形となりました。
スタメン
先攻 下関国際
中⑧向井
捕②田中
三⑤川口
一⑩森田
二④渡邊
左⑦中村
右⑭佐田
遊⑥松倉
投⑬平嶋→白水
後攻 南陽工業
二④原
右⑨東谷
捕②伊藤
中①阿部
遊⑥齊郷
一③岩本
右⑧佐伯
三⑤宮脇
投⑩新川
【試合観戦者の声】
近年、下関国際や宇部鴻城といった私立高校の甲子園出場・活躍が続き、山口県においても私学優勢の流れが定着しつつあるように見えました。しかし、古くから地力を備える南陽工業が昨夏も堂々と甲子園に出場し、公立校としての存在感を改めて示しました。
今大会でも宇部商業が力を見せ、下関商業、柳井、豊浦といった伝統校も健闘を見せており、「私立対公立」という構図のなかで、再び群雄割拠の様相が生まれつつあります。やや私立2強（国際・南工）に引き離された印象もあるものの、予選では何が起きるか分かりません。
今回、いくつかの校名を挙げましたが、山口県内すべての高校球児の皆さんが持てる力を尽くし、白球を追う姿を心から応援しております。
今年は、桜ケ丘高校や周防大島高校が県内外から多くの選手を迎え入れ、注目を集めています。一方で、山口県内では部員数の減少や学校統合などにより、野球人口の減少が課題となっているのも現実です。しかし、こうした状況下でも強豪校が力をつけつつあり、「来年・再来年はどの高校が頂点に立つのか」と、予想の難しい群雄割拠の様相を呈しています。下関国際高校は昨年の雪辱を胸に、春季大会でも準優勝と健闘しており、今年の選手権ではエース・伊東選手を中心に勝負を懸けてくることが予想されます。そうした中、地元出身の選手が多く在籍する南陽工業のような公立高校には、特に地元の期待が寄せられるところです。この夏も猛暑が予想されており、選手・指導者・応援される皆様におかれましては、体調に十分留意しながら、夏の高校野球を思い切り楽しんでいただきたいと思います。
かつての南陽工業とは少し違ったスタイルを見せるようになりました。近年ではノーサイン野球を採用し、バットを短く持つなど、周囲から笑われることもあったでしょう。しかし、2022年の甲子園で準決勝進出を果たした下関国際を県予選で苦しめた一戦から、着実に成果を積み重ねてきました。その進化は、今後ますます楽しみですね。
南陽工業は、投手陣を中心に昨年よりも戦力が一層充実しているように感じます。その躍進を、津田恒美さんも天から温かく見守っていることでしょう。
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