“侍J始球式”参加児童の学童野球卒団式も…輪島消防署で小学校6校対象の合同卒業式 皆で1つの歌うたう (2024年3月15日)

始球式

石川県輪島市の輪島消防署。
河井小学校など6校は地震の影響で自分達の学校が使えないことから消防署のスペースで3校ずつに分かれての合同卒業式となりました。

河井(かわい)・鴻巣(こうのす)・三井(みい)の3つの小学校の卒業式。
それぞれの学校長が1人1人の名前を読み上げ3校あわせて55人に卒業証書を手渡しました。

合同のためそれぞれの校歌を歌うことはかないませんでしたが、みんなで1つの歌をうたって卒業を祝いました。

児童は
「卒業式できないと思っていたんですけど消防署の中で卒業式ができて良かったです」
「(校歌を)歌えなくてもみんなで卒業できたのが嬉しかったです」
「これからみんなと力を合わせて中学入学を迎えたいと思います」

卒業式のあと行われたのは侍ジャパンの強化試合で始球式を務めた河井小学校の徳野由子(とうのゆうこ)さんが卒業式に合わせて所属する学童野球チーム「輪島クラブ」の卒団式に臨みました。

監督の水上吉幸(みずかみよしゆき)さん
「1月1日の震災のあとそれぞれ各家庭の事情もありバラバラになるかもしれませんけれども輪島クラブで得た経験を活かし一歩ずつ進んでこれからみんな楽しくなるように頑張っていきましょうね。頑張りましょう、おめでとうございます!」

後輩から卒業生5人にプレゼントが手渡され記念写真を撮るなどチームとの別れを惜しみました。

徳野由子さん
「みんなと笑いあって楽しく野球勝ち上がれたことが思い出です」
「地震でみんなバラバラになって輪島クラブのチーム自体もどうなるかわからないですけど残っているメンバーで頑張って欲しいと思います」
「グラウンドもぐちゃぐちゃで野球ができる状態かわからないけど野球は続けたいと思っています」

15日は県内では珠洲市や輪島市など15の市と町107の小学校で卒業式が行われ4553人が学びやを巣立ちました。

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