【勤務?ボランティア?】阪神・オリックス優勝パレード『ボランティアで無給』異論の声 大阪市 #shorts #優勝パレード #阪神タイガース

阪神

優勝パレードの開催をめぐり、大阪府と大阪市は『ボランティア』として職員1500人ずつを目標に募集。これについて職員からは異論も出ています。

 プロ野球の阪神とオリックスのリーグ優勝を祝って11月23日に大阪と神戸で行われる優勝パレード。これに向けて、大阪府と市は来場者の誘導などを担う当日のボランティアとして、職員1500人ずつを目標に募集しています。この日は祝日で、約7時間の活動を予定していますが、手当や交通費は一切出ません。

 (大阪市 横山英幸市長 11月2日)「職員の皆さんにはちょっと申し訳ないんですけど、非常に大阪や関西がにぎわう大事なイベントですので、どうかご理解いただいた上で、広くボランティアにも手を挙げていただきたいと思います」

 職員の積極的な参加を呼びかける大阪市の横山英幸市長ですが、その募集方法をめぐっては職員から異論も出ています。大阪市役所労働組合の橘波慎一執行委員長は、市の職員に届いたメールの内容についてこう話します。

 (橘波慎一執行委員長)「来たメールを見て『これは仕事だろう』と」

 メールには次のような内容が記載されていました。

 『各所属について、本務職員数の22%のボランティア参加を求められています。各市税事務所の人数は次の通りとなりますのでお願いします』

 市税事務所ごとの割り当て人数が明記され、所属ごとに参加者を記載する用紙も添付されていました。

 (橘波慎一執行委員長)「割合を求めてくるのであれば、きちんと職務としてやるべきであって、ボランティアを人数割り当てして『何人組織してくださいよ』と。これはボランティアの域を超えているのではないかなと」

 パレードには大勢の観客が集まることが想定される中、兵庫県や神戸市は安全対策のためにも職務として行うべきと判断して職員1500人を休日出勤扱いにするとしています。大阪市の橘波さんも様々な面から兵庫と同様の対応をすべきだと話します。

 (橘波慎一執行委員長)「きちんと誘導できるのかと。もし事故が起きた場合に誰が責任をとるんだと。公務員も労働者の一員なので、どうしても出さざるを得ないのであれば、職務としてやってほしいなというふうに思います」

 職員のこうした意見について、11月14日に横山市長に問うと、次のように回答しました。

 (大阪市 横山英幸市長)「あくまでもボランティアですので、どうしても堪忍してほしいということであれば、それはご辞退していただいて。誘導等でも他の一般の方から急に募集するよりは職員がやるほうが専門的にやってくれると思います」

 ただパレードをめぐる異論はこれだけではありません。開催にかかる5億円は、企業の協賛やクラウドファンディングによる寄付で賄われる方針ですが、資金集めは難航。そんな中、府は教育委員会を通じて11月7日付けで各校長に「クラウドファンディングの周知」を依頼する文書を送付。そこには寄付の説明とともに「勤務時間外に行ってください」と記されていました。

 これに対して教職員の団体は11月14日、府教委に文書の撤回を求める申し入れを行いました。

 (大阪教職員組合 米山幸治書記長)「(文書を)受け取った側の教職員からすれば、あたかも教職員がやることを求められているように受け取られる。校長さんは教職員を評価する立場にもありますから、どう受け止められるかとなると、一定の強制力が働く可能性がある」

 パレードまであと9日。誰もが心から楽しめるものとなることが望まれます。

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