プロ野球ドラフト会議 北海道の大学で指名待つエースとその成長支えたデータアナリスト 二人三脚の軌跡

大学野球

26日はプロ野球のドラフト会議です。北海道の大学で指名を待つエースと、その成長を支えたデータアナリストの二人三脚の軌跡を取材しました。

北海学園大学のエース帯川瑠生投手。最速147kmのストレートとキレのあるスライダーを武器にする、プロ注目の逸材です。その帯川投手に熱い視線を送るのが、データアナリストの加藤拓光さんです。データアナリストとは球の速さや回転数などあらゆるデータを集めて分析し、プレーに還元するスタッフ。メジャーリーグでは20年以上前に導入され日本のプロ野球にも浸透してきましたが、大学野球ではまだ珍しい存在です。

加藤拓光さん)
「今までコーチや指導者は感覚で間違った動きを言葉にしちゃうことがあったんですけど、データがあるとより洗練されて本人に伝わりやすい感覚、言葉で伝わるようになってきている」。

伸び悩んでいたという帯川投手ですが、加藤さんのデータ分析とアドバイスで大きく成長しました。これは、加藤さんが導入した「ラプソード」。プロも使う最新の機械でボールのスピードや回転数など様々なデータを計測します。

帯川投手は昨シーズンまで決め球のスライダーを狙い打たれることが多かったのですが、ラプソードのデータをもとに加藤さんと話し合い、ボールを握る指の位置を数ミリ変えることで横の曲がり幅が10cm増加。ここぞという場面でスライダーで空振りを奪えるようになりました。

帯川瑠生さん)
「データをしっかり活用したうえでプロだったり試合に勝つことに繋がると思うので、
加藤さんには感謝しかない」。

帯川投手の活躍もあり、北海学園大学はこの秋、札幌の大学1部リーグで優勝。その後、全国大会出場をかけて強豪、東農大オホーツクとの3連戦に臨みました。

初戦に先発したエース帯川投手でしたが、強打者がそろう相手打線に6回途中3失点と粘りの投球をみせるも敗戦。2戦目にも敗れ悲願の全国大会出場とはなりませんでした。

北海学園大学野球部の今シーズンは終了しましたが、プロ志望の帯川投手は26日のドラフト指名を待ちます。

帯川瑠生さん)
「僕は選手で加藤さんは違う職業としてプロ野球の世界で会おうという話はしていて、約束したからには絶対成し遂げたいなと思っています」。

加藤さんもデータアナリストとしてプロの世界を目指します。

加藤拓光さん)
「帯川はこの2年間でも成長しましたし、もっと成長しないといけないというところはあると思うので一緒にできなくなりますけど、プロの舞台でもう一回会いたいなということを話はしました」。

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