仙台育英“スーパー1年生”も加入 社会人野球チーム「ベゼルスポーツアカデミー」挫折した過去を持つ選手の夢を後押し

社会人野球

プロ野球選手を送り出そうと誕生した社会人チームが大分県別府市で活動しています。挫折した過去を持つ選手たちの夢を後押ししようとするチームの思いとは。

別府市を拠点に活動する野球チーム「ベゼルスポーツアカデミー」には現在、高校生から社会人まで13人の選手が所属し、週に5回トレーニングに励んでいます。チームは「プロ育成野球専門学院」として、おととし4月に誕生。設立に携わった上市さんは自身もプロを目指し挫折した経験から、多くの人に「大好きな野球を諦めてほしくない」という思いでチームを設立しました。

プロ野球という大きな夢に向かって、チームには全国各地から様々なバックグラウンドを持った選手たちがやってきます。この日が練習初参加という佐藤選手は、仕事を辞めて山形県から移住してきました。

2019年の夏の甲子園で仙台育英の「スーパー1年生」として注目を集めた笹倉世凪投手(19)は去年1月に加入し、今年から本格的にトレーニングを再開してプロ入りを目指しています。

監督を務めるのは楊志館高校出身で元福岡ソフトバンクホークスの川口容資さん。また、コーチ2人も元プロ野球選手です。指導では自らの経験から技術面だけでなく選手の自主性を磨くことを心掛けているといいます。

チームを運営するのは全国でパーソナルジムを展開する「ベゼル」。グラウンド以外のトレーニングにも力を入れています。専用のベルトを腕や脚に巻き、血流を制限することで効果を得る「加圧トレーニング」は、プロ野球でも取り入れている選手が多いといいます。

チームはこの4月から社会人野球の団体「日本野球連盟」に加盟。今後、様々な大会に出場して実力をアピールして、プロ球団のスカウトの目に留まることを目指します。

▼OBS NEWS

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