高校野球応援歌「ライディーン」 ~’07 創価高校ver.~

高校野球

2007年夏の甲子園 伝説となっている10分続くチャンテ「ライディーン」

なお翌年以降、創価高校の「ライディーン」は急激に劣化します。
この曲の使い方や重みが伝統として伝わりませんでした。
まるで2000年に学校内組織が変わったと同時に今までの応援の伝統が後輩達に全く伝わらなくなってしまった時のように、翌2008年の夏の応援席にも驚くべき程の劣化ぶりが見られました。なお、学校からの指示で伝統が途切れて応援席が劣化したとのことで、生徒たちは悪くありません。そして、一度途切れた伝統はそう簡単に元に戻せません。この夏から15年。もう無理でしょう。

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チャンステーマは圧倒させるもの。
だから熱を冷ましてはいけない、積み上げてきた圧を失うようなこともしてはならない。

繰り返し演奏される中で、サンライズに戻ってしまうと、積み上げた圧がゼロに戻ってしまう。
途中で「かっとばせー!〇〇〇!」(最近の創価高校だと「かーたぎりー!かーたぎりー!かー!たー!ぎりー!」というような間抜けなかっ飛ばせコールを使ってますが…)を挟んでしまうと、これもまた積み上げた圧がゼロに戻ってしまう。
これらをどちらも使わずに、とにかく「ライディーン」を繰り返し演奏する。熱を冷まさず、繰り返しの演奏で圧をどんどん積み重ねていく。それが伝説となった2007年の「ライディーン」なのです。

得点が入っても「討って出よ」を演奏しない。これも、積み重ねた圧を維持するための作戦です。セレモニーなどよりも、ここ一番という時には、とにかく畳み込むことが大切なのです。それも伝統でしたが、近年の応援席にはまったく伝わらなくなりました。寂しい限りです。

この「ライディーン」は連続演奏なので演奏者にはかなりの負担になります。
だからこそ、ここぞという場所で使うチャンテなのです。重みが違うのです。
負担をかけてまで頑張ってもらう。だからみんなも頑張る。そういう応援曲だったのですが、意図が伝わらず、近年の創価高校はラクを求めて安っぽい応援を探してしまってるようですね。

この夏以降の創価高校の「ライディーン」は改悪が続き、「かーたぎりー!かーたぎりー!かー!たー!ぎりー!」という間抜けなかっ飛ばせコールが必ず挿入され、その直後1周ごとにわざわざ「サンライズ」に戻ってしまい、そして「ライディーン」に戻るという使い方をしています。これでは熱も冷めてしまうし、圧の積み重ねも全部放棄しているようなものです。本当に残念でなりません。

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