旅立ちの春です。 日南市木山にある専門学校、宮崎福祉医療カレッジの卒業式が３月７日に開かれ、卒業生３４人が巣立ちました。
保護者や在校生らが見守る中、介護福祉学科と社会福祉士学科、それに福祉総合学科のスポーツ福祉コースの卒業生に学校長が卒業証書を一人一人に手渡しました。
花盛和也校長が「ここにいる34名の卒業生の多くが福祉の道に進みます。福祉の仕事は人々の生活を支え、社会全体を豊かにする大切な役割を担っています。皆さんの温かな手や心が彼らの希望の光となり、支えとなることを忘れないでください」とはなむけの言葉を贈りました。
卒業生を代表して安樂扇月さん（20歳）が「振り返ると私たちはそれぞれの学科でたくさんの困難を乗り越え、成長してきました。これから新しい道を歩むことになりますが、ここで学んだことを忘れず、どんな壁にも立ち向かっていきたいと思います。そして、今日こうして卒業の日を迎えることができたのも両親のおかげです」と答辞を述べました。
▽社会福祉士学科を卒業し、医療現場のソーシャルワーカーとして働く戸髙美奈子さん（35歳）は「卒業できてほっとしているなっていう気持ちが正直なところです。患者さんの思いだったり、表面化されていないようなお気持ちとかも汲み取ってあげられるようなソーシャルワーカーになりたいと思っています」
▽梅田学園で社会人野球の道に進む房野裕世さん（20歳）は「2年間野球漬けの日々で、本当あっという間で寮生活とかもとても楽しかったです。南九州予選でも本校とも当たるので、しっかり試合に出て活躍できるようにやっていきたい」とコメント。
卒業生のほとんどが就職し、介護福祉は県内の施設が中心で、スポーツ福祉コースは社会人野球や県内外の企業などの道に進みます。
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