鳥取県の男子高校生が、この夏、将来の夢に向けアメリカに短期留学しました。実はこの留学をサポートしたのは、メジャーリーグで活躍するあの日本人選手なんです。
「初めてのアメリカということで、すごく貴重な経験になりました」
8月18日、アメリカ留学から帰国したのは、鳥取県に住む竹内優貴さん18歳です。竹内さんは、8月11日から18日の日程で、アメリカ・ロサンゼルスでホームステイをしながら、語学学校でレッスンを受けるなどしました。
実は今回の留学、あるビッグスターが費用を全額負担したとのこと。
それが…。
「Hi everyone I’ⅿ Shohei Ohtani。日本全国の小・中・高校生の皆さんへ。私、大谷翔平は、ECCさんと共同で『SHOW YOUR DREAMS 2024プロジェクト』をスタートします」
そう、アメリカ大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手です!
大谷選手は、自身がブランドアンバサダーを務める英会話教室大手ECCと共同で「SHOW YOUR DREAMS 2024」を企画。子どもたちの夢や可能性を広げるため、小学4年生から高校3年生までの100人を4つのグループに分け、アメリカ留学に招待したんです。
応募総数はおよそ2万件。英語のビデオメッセージと日本語の作文による審査を経て、竹内さんはその狭き門を突破しました。
竹内さんは現在、鳥取城北高校の3年生。駅伝部に所属しながら今年のインターハイでは800メートルと1500メートルにも出場しました。また、英語が得意で、今年、英検準1級に合格。まさに文武両道を地で行く若者です。
そんな竹内さん、なぜ今回応募したのでしょうか?
鳥取城北高校3年 竹内優貴さん
「起業家になりたいという夢がずっとあって、それを叶えるためには自分は今のままじゃいけないというふうに思っていて、自分の知らなかったことだったりとか、新しいものに出会うっていうことをアメリカで経験したいと思っていた」
起業家になって大好きな地元・鳥取をもっと住みやすい町にしたい。そのためには、自分の世界をもっともっと広げる必要があったんです。
優貴さんの父 竹内隆夫さん
「行ってみたいという気持ちもすごくよく分かったので、何とか応援してやりたいなと思った」
鳥取城北高校3年 竹内優貴さん
「日本と違う考え方を持った人もいっぱいいると思うので、そういった人と交流して、自分の価値観を広げていきたい」
留学は貴重な体験の連続でした。
毎日午前中は英語のレッスン。日本語は一切無し、全て英語です。
鳥取城北高校3年 竹内優貴さん
「小学生とかでも全然ペラペラ英語を話す人もいっぱいいましたし、それはすごく自分にとっても何かモチベーションになるなと思いました」
そして午後は、観光施設やビーチ、ショッピングセンターなどを訪れ、楽しみました。こうした場所で竹内さんは現地の人と交流し、アメリカならではの風土を感じたと言います。
鳥取城北高校3年 竹内優貴さん
「レジの店員さんとかとしゃべると、すごくみんなフレンドリーで、日本だったらあんまりそういうことはないのが新鮮でした。(アメリカ人は)すべての事を楽しんでる感じがすごくいいなと思って、そこを見習いたいと思います」
夢のような1週間を過ごした日本の子どもたち、わかものたち。この経験が、様々な分野で、第2、第3の大谷翔平を生み出すかもしれません。
鳥取城北高校3年 竹内優貴さん
「何か新しいことをつかんだというのは間違いなくあるので、そこをどう生かしていくか今後の自分次第というところで、これからも頑張っていきたいです」
【BSSニュース】
https://newsdig.tbs.co.jp/list/bss
【TBS NEWS DIG】
https://newsdig.tbs.co.jp/
コメント